先輩インタビュー
INTERVIEW

大学卒業後病院に勤務し、1年後から主任薬剤師として6年間勤めました。その後在宅業務に力を入れている調剤薬局に転職、1年後からは店舗も移り管理薬剤師として2年半勤めた後、知人に誘われ現在の薬局に転職。初めから管理薬剤師として9年間勤め、現在に至ります。

私の仕事

私の勤務している薬局の主な業務は、同ビル内の門前のクリニックやその他医療機関からの院外処方箋を受け付けて調剤し、患者様に投薬して薬歴の管理をする事や、20軒以上ある提携老人施設の入居者様の薬歴管理、調剤、配達等です。さらに老人施設と契約しているクリニックの医師の往診にも同行し、薬歴をもとに助言等で往診を潤滑なものとするとともに直接患者様の顔を見てお話する事で服薬指導管理を行っています。私はその薬局の管理者として、医師の往診の同行や薬の配達はもちろんのこと、スタッフの勤務シフトを作ったり、相談のもと月間の往診同行を数名の薬剤師に振り分けて予定を組んだり、週刊の配薬スケジュールを作成することでスタッフ達に自分自身の役割を把握してもらえるようにしています。

仕事をする上で心掛けていること

現場の管理者として、自分自身は触媒であろうと心がけています。触媒とは小学校の理科の授業の時に習った、それ自身は変化しないが化学反応の速度を変えるものです。自分自身は決して目立たず、スタッフ達には自分で根拠を持って考えて動き、楽しんで仕事をしてもらいたいと思っています。だからなるべく一から十まで全ての指示は出さないように心がけています。人から指示されてやらされている仕事はつまらないと考えているからです。皆を信じてドッシリ構えて采配するのが理想なのですが、ついつい自分が前に出ていってしまうところがまだまだ未熟なところです。

入社してよかったところ

私はオープニングスタッフとして招聘され、最初のうちは全て一人でおこなっていたという稀なケースだと思われますが、ある程度の権限は与えられ、自分自身で何でも考えてやらせてもらえたところです。自分で考えて責任を持って行動するという事は非常にやり甲斐のあることなので、他のスタッフ達にも同じ気持ちで働いてもらえることを重要視しており、その機会を与えられているところに喜びを感じています。

私のチーム

現在薬局には、往診同行の経験豊富な薬剤師から外来患者の投薬や在宅患者の処方薬に特化した内勤薬剤師、在宅業務において新米薬剤師もおり様々なメンバー構成になっています。またレセプト入力や調剤補助業務で薬剤師を支えるメディカルスタッフも充実し、個々が力を発揮できる環境となっています。業務で力を発揮するためにプライベートの充実を重要視しており、子供の行事には有給休暇や公休日の移動により積極的に参加してもらったり、家族旅行等は大いに歓迎しています。

なないろ薬局先輩のある1日

AM 09:00

往診同行のため介護施設へ

往診は9時半から始まりますが、その前に必要な外用薬や頓服薬のチェックをします。施設看護師に入居者の体調確認をし、医師への報告事項を事前にピックアップします。
AM 09:30

往診開始

処方薬をチェックし、処方変更時には飲み合わせの注意事項等を確認して併用の可否等を医師に進言します。
AM 10:30

往診終了

申し送りをして漏れがないか再確認します。変更事項をあらかじめ車載している薬でその場で出来るものは対応し、薬局に連絡を入れて追加分を作ってもらいます。
PM 12:00

昼食

薬局までの帰り道昼食を済ませることが多いです。
PM 13:00

薬局に到着

現在の調剤業務の進行具合をチェックし、その週の配薬予定やその担当者等を大まかに設定します。
往診同行分の薬歴、医師やケアマネージャー等への報告書を作成します。
PM 15:00

定期配薬へ

介護施設への定期配薬に出発。あらかじめ処方箋をもとに一包化してケースに詰めた薬を施設のロッカーに詰め直し、入居者の各部屋をまわり薬剤情報提供書をファイルに挟み、入居者本人または介護スタッフとコミュニケーションを取ることによって患者情報を得ます。
PM 18:00

帰局

薬局に戻り外来患者の投薬、服薬指導を行います。レジを使ってお金を扱うため間違いのないように。もちろん薬も間違えないように気をつけます。
PM 19:00

終業

社用車で自宅へ。
PM 20:30

夕食

夕食の準備をし、妻と夕食。
テレビを観たり読書をしたりゆったり過ごします。
PM 23:00

就寝

入浴を済ませ、就寝準備。

私のプライベート

休みの日には双子の息子達を連れて家族で外出することが多いです。近場の公園からドライブがてら温泉に行ったり、娯楽施設に行くことも多々あり、休日は主に家族と過ごしています。また高校野球は春夏の甲子園から夏の地方予選、秋の近畿大会まで声を枯らしての母校応援で日頃のストレスを発散します。

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